舞台は進学・就職率100%を誇る名門校/東京都高度育成高等学校。
しかし一部成績優秀者のみが高待遇を受けられる完全実力至上主義の高校だったのです。
進路が約束されるのは卒業時に最も成績の良かった1クラスのみで、成績を残せない最底辺の生徒はすぐに退学処分にさせられてしまいます。
1位のクラスになるため日常生活での振る舞いや生活態度以外に生徒たちは学校から出されるルールに基づいた特別試験をクラス対抗で争っていきます。
この時に獲得したポイント数によってクラスの順位が変わっていきます。
そのためこの学園では学力や身体能力だけではなくコミュニケーション能力、交渉力などの様々な能力が求められるのです。
そんな学園で繰り広げられる頭脳戦や学生らしい一面が見られるとても見応えのある作品になっています。
宝泉和臣プロフィール
名前 | 宝泉和臣(ほうせん かずおみ) |
誕生日 | ー |
身長 | 178㎝ |
所属 | 1年Dクラス |
学力 | B⁺(76) |
身体能力 | B⁺(80) |
機転思考力 | D(32) |
社会貢献性 | E(12) |
総合 | C(55) |
2年生編から登場する新1年生。
中学時代に数々の暴力行為にり、Dクラスへと配属が決定。
Dクラスに配属されてからはクラスメイトたちには”使えないカスばかり”と言い放ち1年Cクラスのリーダーであった龍園と同じように、
恐怖と暴力で独裁状態のクラスを作っている。
ただし同じクラスの唯一七瀬だけは”他の有象無象と違う”と評価しており一定の実力は認めている。
当然、クラスメイトからは良く思われていないが、宝泉への怖さでやむなく従っている状態
中学時代には番長格として龍園と並ぶほど名を馳せており、地元ではかなり有名だった。
また当時、龍園とは顔を合わせたことはないが中学が近かったことでお互いに名前は知っていた。
一度調子に乗っている龍園をボコろうとしに行くけど龍園の姿を見つけることができずに中学時代は1度も合うことができなかった。
こんなザ。不良みたいな見た目の割に学力は普通に高くB⁺(76)
身体能力もB⁺(80)と好成績をたたき出している
ただし素行不良があまりにひどいという欠点を抱えている為にDクラス。
納得と言えば納得ではある。
高度育成校以外の学校ではかなりめんどくさい生徒でもあり、
学力があり、身体能力もあるせいで下手に注意することもできない。(実際にできているから)
「俺よりもできない生徒もたくさんいる中でなんで俺だけが注意されないといけないんだよ」
と普通に言ってきそう。
勉強もできない。運動もだめ。それで素行不良の役満だった場合は怒る口実にもなるのだが。
勉強→できる。
運動→できる。
となると学校側も黙るしかない。
実際にこういう学校って意外とあるんですよね。勉強さえできれば目をつぶるってところ。僕の学校でもありましたし。
龍園の二番煎じ
1年生の龍園枠として登場したはいいものの龍園ほどの魅力はそこまでない。
まぁ、龍園も最初は綾小路のかませ犬的ポジションと言われていたし。これからによっては大きく化けるかも?
龍園と似たように自分のクラスを独裁しているという点では同じではあるけれど
龍園の場合は少なくともcクラス全員をクラスに持っていくという圧倒的なカリスマ性を持っているんですよね。
宝泉の場合はただ独裁して終わり。
龍園のように独裁するかわりにAクラスに持っていくという責任感がないせいで宝泉がただのチンピラ止まりになってしまっている。
よう実のキャラ中でも断トツで悪キャラであり。粗暴で暴力的で、龍園同様に女子に対しても平気で暴力を振るうなどかなり悪い性格で。協調を嫌い、他人のことは全く信用していない。
上級生に対しても上から目線での物言いをしており、2年生側からも「龍園くんみたいなヤンチャな子」や「ゴリラ」等と散々な呼び方をされている。。
しかし、宝泉自身が認めた相手に対してはそれなりに敬意を払う一面もあります。
敬意を払うと言ってもカケラレベルですが
宝泉和臣の実力
総合実力はCですが、学力身体能力共にB+のため見た目に合わず結構なやり手。
タイマンを張れば負けなしの強者で中学時代では先輩を病院送りにするなどの実力。
またクラスメイトには安易にパートナー選びをしないよう指示するなど頭も回るため、
身体能力が高いだけではなく狡猾な策略家の一面も備え持っています。
しかし協調性を嫌うため社会貢献性はE判定。
上級生に喧嘩を売るが成長した主要人物にはまるで歯が立たない
1年生の中ではかなりの実力者であることには変わりがないのですが、
綾小路たち2年生は1年間過酷な試験を経ていろんなキャラたちが成長している為宝泉というぽっと出キャラに負けるはずもなく負け続けているというのが現状。
vs綾小路
宝泉が綾小路を狙う理由としては新しく入学した1年生の1部に
「綾小路を退学にさせたら2000万プライベートポイントを与える」
という特別試験が言い渡されるのがきっかけになります。
上は綾小路をホワイトルームに連れ戻したくて仕方がないけど学園までには直接手を下すことができない。
だから学生たちを使って学園のルール化で綾小路を退学に追い込んでいこうと画策していきます。
「2000万プライベートポイント」があれば確実にAクラスで卒業できるから行きたい就職先や進学先に行くことができるので、
1年生からしたら破格の報酬。
宝泉も楽してAクラスに行けるならとこの案に乗ります。
綾小路を退学にさせる方法は単純で規則違反のでっち上げ
宝泉は天沢が綾小路に購入させた「ペティナイフ」を宝泉自身が使って自傷し、
綾小路が刺したと公言し、障害という形で綾小路を退学にさせることを試みました。
ただ、綾小路はこの戦略を見抜いており、
宝泉が自傷する前に綾小路は自分の手にナイフを突き刺します。
綾小路が自分の手を刺したことで宝泉が綾小路を刺したという形になってしまい作戦は失敗。
場所も監視カメラの死角になっているし、
指紋も宝泉が握っていたナイフに綾小路が自分から切り付けられに行った形だから宝泉の指紋しかない。
これでは自分が退学にされかねないということで撤退し敗北します。
それでも自分からナイフに刺されに行くという作戦を立ててそれを実行する綾小路を「只者ではない」と綾小路を評価します
宝泉VS龍園
綾小路との戦い反省したかと思ったらまた綾小路を退学に追い込もうとするのですが、
そこを龍園に止められます。
ここで初めて宝泉と龍園の戦いになります。
二人の戦いは、圧倒的に喧嘩慣れをしている宝泉の方が有利で、
龍園はなすすべなく宝泉にボコボコにされてしまいます。
しかし、龍園は最初から一人で宝泉に勝つことはできないと思っており、
隙を見てアルベルトと石崎を投入して宝泉を抑え、3人でボコボコに勝利しました。
宝泉はそのままサバイバル試験をリタイアすることになります。
卑怯な勝ち方ではあるけど、
龍園と宝泉の勝ち方に対する価値観が違いますからね。
宝泉は「龍園は俺一人がボコボコにする」というスタンスに対して
龍園は「宝泉は俺がボコボコにできれば数はどうでもいい」という勝ちへの執念の差が出たように感じます。
宝泉は体格にも恵まれて一人で解決できてしまうだけの「力」があったのに対して、
龍園はそこまで体格に恵まれたわけではないですからね。
喧嘩は強かったかもしれませんが、
それでも1番ではないですからね。
それでも上に上り詰めるためにはありとあらゆる手段を使って勝ちをもぎ取っていった。
何度も負けては立ち上がって勝つまで負け続ける「相手の心が折れるまで立ち上がり喰らい続ける」
泥臭く戦うタイプの人間が「龍園翔」という人間です。
当初クラスをまとめるために屈強なアルベルトに対して何度も戦って負けてたりしますが1回の勝ちを拾うために何度も戦って負けを繰り返して。最終的にはアルベルトが折れて龍園に従うようになりますからね。
体格に恵まれたばかりに簡単に「力」で解決してきた宝泉。
体格に恵まれないながらもありとあらゆる手段を使って強者にも挑み続けた龍園
勝ちに対する貪欲さで龍園は宝泉に勝ったという意味ではこの戦いは龍園らしいいい勝ち方だったと思います。
その後は龍園も綾小路同様倒すターゲットにされてしまいます。
龍園も宝泉からのリベンジをいつでも受けることを望みますが、「面倒な相手を敵に回した」と判断してたりします。
綾小路に復讐する?
宝泉は喧嘩の実力だけなら、作中でもトップクラスであると考えられます。
今回は綾小路や龍園に敗北を許しましたが、一度負けただけで大人しく従う人間ではないでしょう。
今後、機会を窺って綾小路達にリベンジすることになるはず。
宝泉が綾小路に付くなんて言うのは宝泉の性格上ないですからね。
なので今後もずっと敵として綾小路にちょっかいを出し続けていくと思います。
ただ綾小路が強すぎてどう頑張っても宝泉が勝てる未来が見えないんですよね。
宝泉は龍園含めた3人がかりでボコボコにされたのに対して、
綾小路は龍園含む4人を逆に返り討ちにしてますからね。
だから単純な戦闘能力も綾小路の方が上、
それに戦略に関しても逆手に取られて自分がピンチに追いやられたりと勝てるビジョンがまるで見えてこない。
それでも戦いを挑もうとする宝泉は精神力お化けですね。
綾小路に戦いを挑むとするなら今度は龍園との戦いから自分一人で戦うのではなく、
綾小路を狙うホワイトルーム生らと結託して、再び綾小路を退学に追い詰めていく。
これくらいしか綾小路に勝てる未来が見えないです。
ホワイトルーム生では綾小路には勝てないけどホワイトルーム生ではない宝泉が加わることでホワイトルーム生にはない動きができて虚を突くことができるのでまだ勝てる可能性はあるんじゃないかと思ってます。
ただ、宝泉は「そんな連中気に食わない」とか言って手を組まなさそうですが・・・
宝泉は基本的に他人を信用していないので難しいかもしれませんね。
現状ただのかませ犬に
宝泉は2年生がどれだけ成長したかを図る物差しになってしまっているのが現状。
あれだけイキってるのに未だに勝ち星は0。
相手が上級生ということもあるので、
今後の試験を通じて成長すればワンチャンありそうです。
ただ現状は2年生で勝てそうな人物が見当たらない。
最弱になりつつある2年Bクラスの一之瀬にすら負けそう・・・
未だに「龍園の劣化」という評判が噂されてますからね。
2年生編も後半に差し掛かっているのでここで根性を見せてほしいものですね。