【よう実】綾小路清隆の実力と正体。今までの暗躍を考察

皆さんお疲れ様です。やかんです。

ようこそ実力至上主義の教室への主人公でお馴染みの綾小路清隆。常に人の平均になるように意識して試験や体力テストを受け、本当の実力を隠しています。

そんな綾小路清隆について考察をしていこうと思います。

綾小路清隆のプロフィール

名前 綾小路清隆(あやのこうじ きよたか)
誕生日 10月1020日
身長 176cm
所属 1年Dクラス→2年Dクラス

綾小路清隆のOAA 

学力 C(51)
身体能力 C⁺(60)
機転思考力 D⁺(37)
社会貢献性 C⁺(60)
総合 C(51)

普段は影が薄く目立たないが、高校に入るまでホワイトルームという施設で育ち、徹底した教育を受けていた。

父親からは最高傑作と呼ばれ、常人を遥かに超える高い頭脳と身体能力を持ち、作中ではその頭脳を持って未来を予想したり知略を巡らせ他クラスに打ち勝つ様子も描かれている。

しかし、考えた計画や実行者を堀北や他の生徒がやった事にして実力を隠し高校生活を送っている。

「全ての人間は道具でしかない。過程は関係ない。どんな犠牲を払おうと構わない。この世は勝つことが全てだ。最後に俺が勝ってさえいればそれでいい。」というホワイトルーム生ならではの価値観を有している。

ただし自分を倒してくれる人間がいればそれは親父のやっていること「天才を作る」というバカげた実験の否定にもつながる為、
そんな自分を倒してくれる人物を待ち望んでいる節がある。

自分が最後に勝っていれば良いと望んではいるが心の中ではそんな自分に勝ってほしいと願っている。

他人から見た綾小路清隆の評価

表の顔の時の評価

・人付き合いが得意じゃなさそう、会話が下手(アニメ1話、堀北鈴音)

・綾小路くんなら誰かに言いふらしたりしなさそうだから(一ノ瀬帆波が告白されるシーンより)

・下着を盗むような人じゃない(アニメ10話、平田洋介)

・影が薄くて人畜無害そう(アニメ11話、軽井沢恵)

・これは金魚の糞がせいぜいだろうさ(アニメ13話、龍園翔)

・よく見るとかっこいい気がするし、大人しくて優しそう(アニメ27話、佐藤摩耶)

裏の顔の時の評価

・堀北鈴音の兄(空手5段 合気道4)相手の攻撃を避け弾く。

Dクラスで最も不良品たる生徒(茶柱先生)

・要注意人物(星ノ宮先生)

・やっぱり只者じゃないんだ(アニメ26話、櫛田桔梗)

ホワイトルームについて

綾小路清隆の父親が創設し、天才達を作り出す教育システムを確率させる事を目的としている施設。

天才を人工的に作り出すという魅力的な要素の塊のように思えるけれどやっていることは人権なんてないような拷問のような教育。
何人もの生徒が心身を破壊されて脱落していく人権侵害施設でもある。

執事が綾小路に学校の存在を教え、坂柳理事長の入学許可によって綾小路清隆は国の管理下におかれた高度育成高等学校に入学し、
ホワイトルームから逃げ出した。

アニメでは1話の自己紹介の順番が回ってくる前に、"俺は自由な白い鳥と内心でおもっていた。それは抑圧されたホワイトルームという空間で籠の鳥のように囲われていた綾小路が自由を手に入れた事を喜んでいたのでは無いかと思う。

Aクラスに上がるための手助け

綾小路自身学校生活がどういったものか知りたいだけなので正直Aクラスになんて興味はなくこの学園生活を満喫できればそれでいいというスタンスでいた。

やかんやかん

まあ、綾小路の場合学園を卒業したらまたホワイトルームに連れ戻されるからどのクラスで卒業しても意味がないでしょうね。

ただ、担任の茶柱先生により、ホワイトルームの創設者である綾小路の父親が学校に訪ねてきた事をほのめかし、
退学を要求されたと綾小路に伝える。

DクラスをAクラスに上がるようにと言い、もしそれを断れば綾小路清隆の評価を態と下げて退学に追い込むと脅した。

自由を手に入れた綾小路はホワイトルームに戻される可能性を感じ、その要求を渋々飲み、DクラスがAクラスに上がるための手伝いをする事になった。

それにより、綾小路の本来の実力を発揮してポイントを上げていくのだが、その実力を見ていこう。

綾小路清隆の実力

須藤健の退学阻止

最初の試験で赤点になる生徒の為に勉強会が開かれる事になったが、赤点回避は無理と自分のポイント15000を使い、
3年の先輩から過去問を買って櫛田に試験前日に配るようにと渡した。

だが須藤だけ1点足りずに退学が決定してしまった。
茶柱先生を追った綾小路清隆は学校の仕組みを利用し、堀北と共に10万ポイントで須藤の1ポイントを買い取る。

そのすぐ後に須藤がCクラスの策略に嵌って暴力沙汰を起こし、退学になるという事件がおこった。
堀北と共に事件の解決に行動し、Cクラスの訴えを取り消させる。

作中、綾小路はAクラスに上がるのを手伝う気は無いようだったが何故須藤を助けたのか?

須藤の退学によって何らかのペナルティやクラスポイント、Aクラスに上がることに影響があるかもしれないと考えていた。それを堀北に話し、Aクラスに上がれない可能性をほのめかして退学取り消しを手伝うように仕向けていた。

無人島編

堀北の体調不良にいち早く気づく。船から降りた時に堀北に何をしていたのか聞き、体調が悪くなってきたのを見てそれを指摘。

泥を塗られた堀北が綾小路がいる方の川に投げた山内を避けずに受け止める。投げられた山内をカバーしなければ頭蓋が割れてしまうと瞬時に察し、避け無かったようだ。

よく生きてたなと軽口を叩いて笑えたのも綾小路が受け止めたお陰だろう。

雨で体調が悪化した堀北をリタイアさせて、試験終了直前に綾小路がリーダーになり堀北がリーダーだった時のカードを見たCクラスと、そのCクラスと同盟を組んでいたAクラスははDクラスのリーダーを当てられたなかった。

【無人島編の綾小路清隆の策略】

Cクラスのスパイである伊吹のカメラを壊し、カード自体を持ち出さなければいけない状態にした。次に態とカードを見せて誰が持っているかを教え、カードを持っていた堀北に泥を塗って服を脱がないといけない場面を作って伊吹がカードを盗めるように誘導。

火事を起こしてキャンプを混乱させ、伊吹が抜け出しやすい状況を作る。

カードを見た龍園はリーダーを堀北とし、当てに来たが直前でリーダーが入れ替わった為に予想を外すした。

そして、綾小路はACのリーダーを当て、リーダーを当てられたAC50ポイント喪失、BACにリーダーを当てられマイナス50ポイント。Dクラスだけリーダーを当てられずにマイナスポイントも貰わず、ボーナスポイントの消失も無しで225ポイントを獲得した。

特別試験編

軽井沢恵に関する情報を欲しいと話した時に綾小路清隆は人の情報の得方をはなしている。

「人はまず、相手の外見から情報を得る。カッコイイとか可愛いとか逆でもいいが、第一印象と言えば分かりやすいか。次に会話や行動で相手の内面をはかろうとする。社交的、好戦的、消極的。だがこれも外見と同じで表面的なものだ」

綾小路はこれを表と裏で使い分けているという。最初の方で綾小路清隆に対する表の評価と裏の評価を書いたが、表の顔がある事で裏で色々と動くことができているのだろう。

平田から軽井沢恵が中学まで虐めにあっていた事を聞いた綾小路は、真鍋達に虐められる軽井沢を助け出そうとする幸村を止めて冷静にその光景を観察して今後の方針を決める。

平田の名前で軽井沢を、真鍋には軽井沢に復讐したいからと人気の無い、携帯も通じない所に誘い出し、ミルグラム実験を応用して真鍋達の残虐性を加速させた。

何故そんな事をしたのかというと、軽井沢の心を1度徹底的に壊してもらうためだ。

真鍋達が立ち去った後、軽井沢に接触してその闇を確認してから提案する。助ける変わりに協力者になるように伝えた。

「お前は俺のために、俺はお前のために動く」

【特別試験編の綾小路清隆の策略】

2重の罠☆

1つ目、茶柱先生からSIMカードのロックを外す方法を買い、軽井沢と綾小路のSIMカードをお互い入れ替える。そうすることで、軽井沢と綾小路の携帯の番号を入れ替えて、綾小路の番号に電話がきても軽井沢の携帯にかかるようにした。

そしてその携帯を交換する。今の時点で軽井沢は綾小路の携帯を持ち、綾小路は優待者である軽井沢の携帯を所持している事になる。

2つ目、軽井沢の携帯を持った綾小路が幸村の携帯と交換する。軽井沢の事は幸村にも内緒にすることで幸村が告発しても、綾小路との携帯交換がバレても、軽井沢まで辿り着くことは出来ないという罠である。

一ノ瀬もその計画を考えており、罠を全て見破った上で綾小路の携帯を鳴らした。
今回の収穫は特別試験のポイントではなく、軽井沢恵が裏切らない協力者になった事だろう。

体育祭編

綾小路が1番暗躍したのは体育祭だろう。体育祭では櫛田がDクラスの情報をCクラスに売り、それを利用して櫛田の計画を邪魔した回だった。

堀北に、他の試験のような出し抜きや抜け穴を見つけずに正攻法で勝つ必要性があると考えさせて運動が得意な人が必ず勝てるように、運動が苦手な人は他クラスで運動が得意な人と組むように競技を考えるべきだと言うように仕向けた。

堀北の意見を軽井沢が反論するように、そして櫛田に話をふるように指示を出した。
綾小路はこの時から櫛田がクラスの情報を他クラスに流すのではないかと考えているようだった。

次に行った握力測定で、握力80越えの須藤に男子の平均を聞いた綾小路は須藤に聞いたとおりに60を狙って出す。なるべく目立たないようにしたい綾小路にとって、平均値を聞いた相手を間違えたようだった。

それこそ綾小路の実力の一部が見え隠れする所だろう。綾小路は思考の中で100キロを出せると暗に伝えていた。

二人三脚を行う事になった堀北が一緒に行う人とペースを合わせる気が無いことに気づいた綾小路は、堀北と二人三脚を行って態とペースを早くして一緒に走る。そして堀北に相手を見て走るように助言した。

綾小路がクラスで目立ってまで堀北と走ったのには、DクラスをAクラスに上がらせるという目標の為だろう。もしかしたら勝てる可能性のある競技を失敗させないように堀北に助言したように思える。茶柱先生との約束がなければもしかしたら無かった助言かもしれない。

高円寺の競技不参加や須藤の暴走、堀北の競技中の怪我とトラブルが立て続けにおこる中、龍園の計画によって翻弄されていく。
足を怪我した堀北は暴走を繰り返す須藤を味方につけて制御するように誘導する。

最後のレースでアンカーを務めた綾小路は堀北学に勝負をしようと提案する。堀北学は綾小路のバトンが渡るまで待ち、他のアンカーが走り出す中、最後にバトンを受け取った綾小路は堀北学と走り出す。

そして前を走るアンカーを全員抜き去り、堀北学には綾小路の前にいたアンカーが転けるという事故で勝てなかったが、常人のスピードを超えた加速にクラス中が湧き上がる様子があった。その結果、須藤ですら綾小路が普段から手を抜いていた事を指摘していたが綾小路のクラス内での評価は上がったようだ。

【体育祭編の綾小路清隆の策略】

櫛田が裏切り者になり、龍園がそれを利用して堀北にちょっかいをかけると見越して、堀北と接触させ怪我を負わせるという龍園の計画の一部始終を録音したファイルを龍園に送り付けた。

それにより、龍園にCクラスにも裏切り者が紛れ込んでいるという事をほのめかして伝えることで、堀北が100万ポイントや土下座させられる場面を回避させた。

ペーパーシャッフル編

体育祭編で堀北に怪我を負わせる計画の録音を綾小路に渡したのがCクラスの真鍋だということが分かった。真鍋は軽井沢を虐めていた証拠を元に脅され、従わざるおえない状況だったようだ。

特別試験編での出来事がこのような事に繋がったのも綾小路の計画の1つだろう。

問題作成で際どい問題を作り、審査の傾向を知るように堀北に助言した。綾小路自身が動く気は無いようだ。相変わらず人を動かすのが上手い。

【ペーパーシャッフル編の綾小路清隆の策略】

櫛田は、Dクラスが出す問題文をすり替える事で内容その問題文の内容をCクラスに渡す。問題文を受け取った先生には櫛田が持ってきた問題文が本物なので他に問題文を持ってきた人がいても受理しないようにとお願いした。

そうして櫛田の問題文が他の問題文と入れ替わらない事を確信して、Cクラスに交渉する計画をたてていた。
それに対して堀北は櫛田より先に提出し、彼女と全く同じ事を先生に言ったことで後から来た櫛田の問題文を受理させないようにした。

龍園に問題文の提示か櫛田に渡す問題文の大幅な変更を、堀北が櫛田の作戦に気づいていることを話すことを取引した。

綾小路は堀北が失敗する事を見越して、櫛田の上着にカンニングペーパーを仕掛けていたが堀北が自力で解決した事によってその必要が無くなった。

父親の登場

ホワイトルームに戻したがっている父親に対して、入学許可を出した理事長。その理事長と話をする事によって、茶柱先生が父親に繋がっていないことを知る。

茶柱先生がAクラスに異常に拘ってる事を指摘し、勝手に退学もさせられない事でAクラスに上がるための手伝いを止める事を決めた。
Aクラスに上がる必要が無くなった綾小路は軽井沢との繋がりを断つ。

・龍園とCクラス生徒が軽井沢を監禁する

黒幕の正体を知っている軽井沢を拘束し、黒幕を吐くように仕向ける。

綾小路は軽井沢の限界を見越して助けるために茶柱先生を呼び、堀北学と一緒に事が起こっている倉庫の外で見守るようにと言い、行動し始める。

【綾小路の身体能力における実力】

黒幕の正体として登場した綾小路。

暴力が1番だと言う龍園に、綾小路は龍園以外のCクラス生徒を全員倒してみせ、暴力で決着をつけるこの状況を自分が作り出したものだと暴露した。

恐怖を感じたことがない、この場で負けてもこの後で狙いつづけ、暴力で他人を恐怖に陥れる事で人を制すと言った龍園に、ひたすら無表情で殴る蹴るを行う綾小路。

龍園は人の上にたって暴力で制したとき人は愉悦を感じると思っているが、自分の上にたった綾小路がなんの感情も無く殴り続けることによって龍園は恐怖を感じ、最後には失神した。

綾小路は龍園達を暴力で制し、高い身体能力を見せた。この場面こそ1番綾小路の身体能力における実力が分かる所だろう。
ギリギリの所で助け出された軽井沢は綾小路に離れられなくなり、更に依存する事となった。

先生と堀北学によって綾小路は正当防衛と言い張ることの出来る状態にし黒幕を探し続けた厄介な龍園を倒し、軽井沢を自分に依存させる。2つの目的を達成させた綾小路は相当の策略家と言える。

まとめ

漫画とアニメでは少しギャップの違いがある綾小路清隆。

漫画では堀北や櫛田などの女の子に頬を赤らめたりする様子も描かれているが、アニメでは一貫して無表情と他人に興味が無いような様子で描かれている。

チート並の高い身体能力と知能を使い、人を思い通りに動かして自分の望む方向に未来が展開するようにしていくのは見ていてかっこいいと思ってしまう人もいるだろう。

表の顔と、裏で行った事を全て他人が行ったという事にしているからこそ綾小路は憎めない性格の人間として物語が進んでいるが、実力を全て使い、本気でAクラスに上がろうとした時、綾小路の人間性は知れ渡る事になるだろう。

綾小路の人間性は変わっていくのだろうか?
この後の展開も楽しみである。