~ようこそ実力至上主義の教室へ~に登場する七瀬翼の過去や復讐について紹介していきます。
以下ネタバレを含む内容もありますので注意!
前置き
舞台は進学・就職率100%を誇る名門校/東京都高度育成高等学校。
しかし一部成績優秀者のみが高待遇を受けられる完全実力至上主義の高校だったのです。
進路が約束されるのは卒業時に最も成績の良かった1クラスのみで、成績を残せない最底辺の生徒はすぐに退学処分にさせられてしまいます。
1位のクラスになるため日常生活での振る舞いや生活態度以外に生徒たちは学校から出されるルールに基づいた特別試験をクラス対抗で争っていきます。
この時に獲得したポイント数によってクラスの順位が変わっていきます。
そのためこの学園では学力や身体能力だけではなくコミュニケーション能力、交渉力などの様々な能力が求められるのです。
そんな学園で繰り広げられる頭脳戦や学生らしい一面が見られるとても見応えのある作品になっています。
七瀬翼プロフィール
名前 | 七瀬翼(ななせ つばさ) |
誕生日 | ー |
身長 | ー |
所属 | 1年クラス→2年Aクラス |
七瀬翼のOAA
学力 | B(74) |
身体能力 | B⁺(78) |
機転思考力 | B(71) |
社会貢献性 | C⁺(59) |
総合 | B(72) |
2年生編から1-Dクラスとして登場するキャラクター。
過去の龍園のように独裁状態のクラスを作ろうとしている宝泉和臣にも物おじしない様子で副官的な位置にいる。
金髪のロングヘアにハーフアップを白リボンで留めている女の子で
スタイルは整っておりかなりの美人また笑顔を見せるととても可愛らしくかなり人気。
凛々しい表情で何に対しても臆しない性格。
しかしたまに天然ぶりを発揮する可愛い一面も
普段一人称は”私”だが時折”ボク”となっている。
七瀬翼の実力
OAAは総合Bと高い評価で学力、思考力、身体能力共に申し分ない。
性格が破綻しているというわけもなく順当にいけば最低でもBクラス。
成績だけ見れば確実にAクラスに所属していてもおかしくない成績をしている。
なぜDクラスに所属しているのかは未だに謎。
こういう対応の人間は2年Dクラスのリーダの平田のように過去に何かしらしでかしている可能性が高く、
不穏な空気を醸し出している。
七瀬はホワイトルーム生なのか?
まずホワイトルームとは綾小路清隆の父:篤臣が運営する教育施設です。
学問だけでなく護身術や武術、処世術など多様な分野を教育している教育施設。
ただしただの教育施設というわけではなく人工的に天才を作ることを目的に動いており、
天才を作るためなら犠牲も厭わない。
中には精神がおかしくなって壊れた人間たくさんいる。
当たり前だがそんな施設があっていいわけはなく、坂柳が一度見学に行った際に『人道的な問題で多方面から叩かれそう』と言うほどです。
そして七瀬はホワイトルーム生なのかという点では、ホワイトルーム生ではありません。
その理由は次でお話しします。
綾小路への復讐
登場した初めは2-D、1-Dと協力して特別試験に合格しようと綾小路からの提案に対して協力的な姿勢を見せますが、
七瀬の本心では「私は、綾小路先輩が邪悪で薄汚い人なのではないかと、そう思っています。」と綾小路に対して敵意を剥き出していました。
まだ入学して間もなく綾小路と接触したのも日が浅いはずですが七瀬は綾小路を以前から知っているかのような態度をとります。
そして無人島試験の時に七瀬の入学の理由が明らかになります。それは月城が送り込んだ刺客でした。
月城は七瀬が綾小路に対する敵意を利用し退学させようとしていたのです。
綾小路への復讐は七瀬の過去に理由がありました。それは松雄栄一郎という七瀬の幼馴染が関係していました。
なので七瀬と綾小路、2人は直接的な間柄ではありません。
復讐の理由
松雄栄一郎は綾小路がホワイトルームで生活していた時に世話をしてくれていた執事の息子でした。
そんな松雄と七瀬は歳は一つ違いで、幼稚園から中学卒業までずっと一緒だった幼馴染なのです。
そして栄一郎は憧れの人物であり好意を寄せていたのです。
しかしなぜ復讐に至ったかというと、松雄親子は綾小路がらみで命を落としたからです。
松雄栄一郎の父親はホワイトルームを管理していた執事でした。
ホワイトルームでの日々を見ていた松雄は組織を裏切り綾小路をホワイトルームから逃すために高度育成高等学校へ入学させたのです。
その事が原因で父親は懲戒解雇となってしまいます。
そこから松雄親子は最悪の日々が始まります。息子の栄一郎は有名私立校へ入学しますが入学取り消しにされ、また別の入学先でも全て取り消しにされ進路を断たれます。そして進学を諦めた栄一郎は就職につきますが、父親である松雄は大切な息子の将来を潰し奪ってしまった事に酷く心苦しくなり焼身自殺をし命を落とします。
そして息子の栄一郎も生きる事が辛くなり父親の後を追うように命を絶ってしまうのです。
栄一郎が死んでしまったことで、好きだった思いを伝えることができなかった事を後悔をしていました。
七瀬は松雄親子を死に追いやった原因が、父親が綾小路をホワイトルームから逃し高度育成高等学校に入学させたことで起きてしまったことを知り、綾小路に復讐を決意するのでした。
この内容だけでかなりの残酷さが感じられますね。七瀬にとって憧れの人で好意を寄せていた相手がどん底に落とされ、最後には自分で命を絶ってしまうなんてとても辛いはずです。
復讐の結果
結果的には七瀬は綾小路との激闘を繰り広げますが敗北します。
そして綾小路から松雄の気持ちを聞き、今までの過ちを認め和解し今後綾小路と協力する事になります。
まとめ
今回七瀬翼の過去、復讐について解説させていただきました。
天真爛漫に笑う可愛らしい少女とは裏腹にその内には綾小路への復讐でいっぱいだったのでしょう。
好きな相手が綾小路という1人の人間を逃したことで失ってしまう、、悲劇的な話です。
でも綾小路が悪いというよりはホワイトルームを運用している綾小路の父親が悪いと私は思ってしまいますね。
しかし最後には和解し協力関係にまで発展しているので今後の活躍に期待ですね!