今回は1年Aクラスの戸塚弥彦についてどんな人物で、なぜ退学させられてしまったのかについて解説していきます。
以下ネタバレを含む内容もありますので注意!
舞台は進学・就職率100%を誇る名門校/東京都高度育成高等学校。
しかし一部成績優秀者のみが高待遇を受けられる完全実力至上主義の高校だったのです。
進路が約束されるのは卒業時に最も成績の良かっ
た1クラスのみで、成績を残せない最底辺の生徒はすぐに退学処分にさせられてしまいます。
1位のクラスになるため日常生活での振る舞いや生活態度以外に生徒たちは学校から出されるルールに基づいた特別試験をクラス対抗で争っていきます。
この時に獲得したポイント数によってクラスの順位が変わっていきます。
そのためこの学園では学力や身体能力だけではなくコミュニケーション能力、交渉力などの様々な能力が求められるのです。
そんな学園で繰り広げられる頭脳戦や学生らしい一面が見られるとても見応えのある作品になっています
プロフィール
CV:本橋大輔
学力 | C |
身体能力 | D |
知性 | C |
協調性 | B |
判断力 | D |
1年Aクラスとして配属された男子生徒。
優秀な生徒ばかりが集まるAクラスにとってこの成績でよくAクラスに配属することができたか不思議で仕方がない生徒。
同じAクラスの生徒の成績を見ても。
圧倒的に成績が悪い
神室真澄
学力 | B-(62) |
身体能力 | B+(25) |
機転思考力 | C-(80) |
社会貢献性 | C+(65) |
総合 | B-(61) |
橋本正義
学力 | B(74) |
身体能力 | B+(79) |
機転思考力 | B(68) |
社会貢献性 | B-(65) |
総合 | B(72) |
鬼頭隼
学力 | C+(58) |
身体能力 | A(89) |
機転思考力 | C+(58) |
社会貢献性 | C+(60) |
総合 | B(67) |
明らかにAクラスでは訳不足感が強いのだが戸塚には優れた指導者から慕われるような処世術を自然と身に着けているらしくこの能力は釈迦に出てからもものすごく重要で重宝する能力ということで成績で表現することはできない立派な実力と評価されAクラスへと配属になった。
確かに釈迦に出たら上司に気に入られればそれだけで出世がしやすくなりますからね。優れた人物に好かれるという能力は誰もが欲しがる能力でしょう。
例え能力が低くても優れた指導者に気に入られれば分からないことは教えてくれるし、
サポートもしっかりしてくれる。自分に能力がなくたっても物事がうまく運んでいく。
まさに最高の能力でしょうね。
そのおかげでAクラスのリーダーである葛城の側近として動くことが許されていたりします。
取るかは葛城を強く慕っており、また葛城からも戸塚に信頼されています。
ただ、だからなのか自分は選ばれた人間と勘違いしてしまっていて、がAクラスの生徒としてのプライドが高く、
下位クラスの生徒を見下す傾向があり、特にDクラスの生徒を「不良品」と平然と侮辱していたりする。
またAクラスで対立している坂柳派のクラスメイトに対しても同様に威圧的な態度をとります。
優秀な人物に好かれやすいだけで能力があるわけではない。
無人島試験では集団生活を行い学園側からランダムで決められた互いのリーダーを当てるという試験が行われました。
その試験でのAクラスのリーダーは戸塚です。
しかし、試験開始早々に戸塚のミスによってリーダーが戸塚であることを綾小路にバレ、結果Aクラスは負けてしまいます。
そして、Aクラスが勝つために葛城が龍園と交わした契約によって毎月2万プライベートをAクラスの生徒からCクラスに払い続ける
というデメリットのみが発生。
当然葛城はクラスメイトから強く責められリーダーとしての権限が無くなっていきます
唯一戸塚だけは葛城を庇いますが特に能力のあるわけでもない奴が葛城をかばっても焼け石に水にしかならず。
結局は戸塚のうっかりとした行動が原因で自分の慕っていた葛城が追い込まれる結果になってしまったという。
無能な働き手が1番の敵という戦場でのジンクスが見事に的中した面白い回でもありました。
クラス内投票で退学に
戸塚の成績が数字がなくアルファベット表記だけになっていたのは書き忘れというわけではなく、
OAAという制度ができたのが綾小路たちが2年生に上がってから。
1年生で途中退場してしまった戸塚にはOAAという成績はありません。
この評価は入学試験での評価を表したもの。
なのでOAAで評価されるポイントが若干違ったりもします。
学力 | C |
身体能力 | D |
知性 | C |
協調性 | B |
判断力 | D |
Aクラスでは、坂柳派・葛城派の2大派閥に分かれていましたが、葛城が無人島試験での失態から
クラスの大半が坂柳有栖につくことになります。
そして坂柳はAクラスにリーダーは2人いらないということで葛城を退学しようと発破をかけます。
葛城自身も自分の行いのせいでAクラスを危険な目に会わせた償いとして退学を受け入れるのですが坂柳が退学に選んだのは戸塚弥彦でした。
表向きは葛城を退学、
裏では弥彦が退学になるように坂柳に仕組んでいました。
結果 戸塚弥彦(批判票 36票)
戸塚は数少ない葛城派の1人であり「葛城康平を孤立させる」という目的で坂柳が戸塚をターゲットに退学へと追い込みます。
戸塚を退学させることで、“葛城派にいると戸塚のようにさせる”という見せしめにもなります。
また学力や身体能力など実力が乏しくAクラスのなかでは下の方にいるため利益を生み出さないと判断されたのも原因の一つです。
そして戸塚が退学したことにより葛城派はなくなり完全に坂柳がリーダーとして確立していきます。
葛城は弥彦の犠牲により坂柳を討つ算段を立てる
葛城自身Aクラスを危険な目に合わせたことは事実な為、自分が退学になることを受け入れていました。
ただ、没落しても自分を慕って付いてきてくれた戸塚が退学させられてしまったことで自分に対する怒りと坂柳に対して大きな怒りを感じ復讐心が芽生えていきます。
実際に試験後龍園に側近を退学させられたことを茶化されますが、
その時に見せた怒りの顔をみて龍園が「今のお前なら坂柳に一矢報いるくらいはできそうだ」と葛城を評価。
後に葛城をCクラスへと誘い、
龍園と共に坂柳を倒す算段を付けていくことになります。
結果的に戸塚弥彦は葛城の覚醒に役立ってくれました。
戸塚弥彦は帰ってくるのか?
いきなり退場を突き付けられた戸塚弥彦は頭が真っ白だったでしょうね。
自分の慕っていた葛城は退学にならなくてよかった・・・とは思うもののそのせいで自分が退学になってしまいましたからね。
プライドの高い弥彦は自然と葛城を恨んでいるかもしれませんね。
何であいつが生き残って俺が退学なんだって。
あいつが退学になるはずじゃなかったのかよって。
絶対に思ってそう。
退学させられた生徒の中から敗者復活で帰ってくるというのがあればいいのですが、
そうすれば退学した人物の復讐劇とか見れて面白そうです。
ただ、
退学させられた人物の大半は基本落ちこぼれな人物が多いですからね。
試験を勝ち抜いてきた人間と1度破れた人間が戦っても勝てるような気はしなさそう・・・
でもそういったドロドロした戦いというのも見てみたいものです。
ずっと登場しないままよう実が終わるのか?それとも途中でまた登場する機会があるのか。
それとも最終回のエピローグでちょろっと紹介されるのか。
今後の展開が気になるところです。