1年生編の序盤ではあまり登場していませんでしたが、ペーパーシャッフル試験以降、登場回数が増えてきたキャラクターです。
2年生編では長谷部の過去と秘密があることが明かされました。長谷部の秘密って?過去のいじめや復讐についてみていきたいと思います。
以下ネタバレを含む内容もありますのでご注意
部隊は進学・就職率100%を誇る名門/東京都高度育成高等学校。
しかし一部成績優秀者のみが好待遇を受けられる完全室力至上主義の高校だったのです。
進路が約束されるのは卒業時に最も成績の良かった1クラスのみで成績の残せない最底辺の生徒はすぐに退学処分にさせられてしまいます。
1位のクラスになる為日常生活での振る舞いや生活態度以外に学校から出されるルールに基づいた特別試験をクラス対抗で争っていきます。
この時に獲得したポイント数によってクラスの順位が変わっていきます。
その為この学園は学力や身体能力だけではなくコミュニケーション能力、交渉力などの様々な能力が求められるのです。
そんな学園で繰り広げられる頭脳戦や学生らしい一面がみられるとても見応えのある作品になっています。
長谷部波瑠加プロフィール
名前 | 長谷部波瑠加(はせべ はるか) |
誕生日 | 11月5日(蠍座) |
身長 | ー |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
3サイズ | ー |
長谷部波瑠加 OAA
学力 | C(52) |
身体能力 | C(52) |
機転思考力 | C-(43) |
社会貢献性 | C(46) |
総合 | C(49) |
CV:巽悠衣子
容姿は長い青髪、左目下の泣きぼくろ、少し垂れ目の大人びた女生徒。
Dクラスということもあり特に目立った能力があるわけではなく至って平凡な女子高生。
ただ平凡な能力ではあるものの、
問題児の集まるDクラスの中では優秀な部類。
Dクラスはさらに下の成績の人間はたくさんおり、最低がD⁺の37の佐倉愛理と池寛治
Dクラス1の運動能力を持つ須藤ですら総合能力はC(47)
なので総合評価がC(49)という数値は決して低くはない数値だったりする。
Cクラスにいてもいおかしくない実力はある。
3サイズは公表されていないものの作中でもっとも巨乳の持ち主佐倉に負けず劣らずの評価がされている。
佐倉は公式でFカップとなっているが三次元計測装置を駆使した形状計測を基準にして計測すると驚異のIカップになる
ちなみにこれが佐倉のプロフィール
佐倉愛里のプロフィール
名前 | 佐倉愛里(さくらあいり) |
誕生日 | 10月15日 てんびん座 |
身長 | 153cm |
所属 | 1年Dクラス→2年Dクラス |
3サイズ | B96(F)/W60/H90 Fカップ |
これはF以上あるわ。
これと匹敵するくらいと言われるんだから長谷部も相当でかい。
うん。でかい
Dクラスの男子たちがプールの授業前に女子の胸の大きさでギャンブルをしていた際、長谷部の名前がすぐに挙がる程の巨乳の持ち主であり男子からも結構人気があったりする。
何気にクラスで男子からの知名度は一通りある。
ただ、そんな好奇的な視線を向けられることを不快に思ってたりする。
何処にも属さない孤高のタイプ
どのグループにも属さずに、1人で過すことが多い1匹狼。
コミュ障というわけではなく、1人でいることを苦にならないタイプ
何事に対しても好き嫌いがはっきり分かれ言いたいことをはっきり言ってしまうため他人から反感を買ってしまう事もありますが、
彼女自身悪気はなく自分の振る舞いが悪いと思ったときは素直に謝る素直さを持ち合わせています。
冷たい印象を受けるが友達思い
基本他人と関わることが苦手な長谷部ですが、
数少ない友達にはとても友達想いな一面があり、決して人間嫌いというわけではない。
自分が友達と認めた相手のことは愛称で呼ぶようになります。
例)櫛田=「きょーちゃん」、幸村=「ゆきむー」。
決して人と関わるのが嫌いというわけではなく。
意外と恋バナだったり、噂話噂話も好きだったりと他人に対して興味津々。
そんな長谷部は、恋愛経験はありませんが初恋があったようで小学生時代と中学時代に1度ずつ先輩を好きになっていました。
しかし長谷部は勇気が出なくて声を掛けることが出来ずに恋が終わってしまいます。声を掛けることが出来ず好きという気持ちを確かめることが出来なかったことに後悔をしている長谷部は次の恋では後悔しないと決意します。
そんな長谷部はスペックの高い男子を理想としています。
スペックが高い男子となると綾小路あたりが当てはまりそうですね。
長谷部が孤立するようになったわけ
長谷部は過去にクラスから孤立した日々を送っていました。
それは本人がコンプレックスに感じている胸が原因です。
長谷部は幼いころから体の成長が早く特に大きく成長した胸が目立っていました。
その見た目の影響もあり長谷部は男女から注目を集めていまい、周囲からの視線に敏感になってしまします。
視線が気になるため長谷部は運動をしなくなり、他人からの視線を避けるようになります。
そして気が付けば、冷たいイメージがついてしまい周囲の人が離れて行くようになりました。
ただ長谷部が孤立するようになった理由はそれ以外にもあるらしく、
孤立していた過去以外に「秘密」があり、本編ではまだ語られていなかったりします。
ただ櫛田から「重い」、長谷部からは「悪いことをしてしまい、以降、友達は作らないようにした。」と話しているため、
過去に友達関係で何かあった可能性は高いです。
Dクラスのはぐれ組としてグループ結成
高校入学してから人と距離を置いて過ごしてきた長谷部でしたが、「ペーパーシャッフル試験」の時に、綾小路、幸村、三宅、と一緒に試験に向けて勉強会をすることになります。さらに佐倉が加わり計5人でしばらくの間行動を共にすることになります。
綾小路をメインに勉強会を開くため「綾小路グループ」と長谷部が命名します。
長谷部は友達には愛称で呼ぶので、グループ全員に愛称を付けました。
綾小路清隆=きよぽん
三宅明人=みやっち
幸村輝彦=ゆきむー
佐倉愛理=愛理
巨乳の悩みを持つ佐倉とはシンパシーが合っていて、
親友でありながら妹のように可愛がっていて佐倉だけが名前呼びという部分でもそれだけ大切な人物ということを表しています。
問題の満場一致試験
作中1番のトラウマ会として有名で読者に衝撃を与えた試験。
学校が提示する選択にクラス全員で一致させる試験。
ルールはこんな感じ。
・学校側が出題する課題に対し、クラスメイト全員で用意された選択肢に投票する
(出題される課題は全部で5問・選択肢は最大4つ)・いずれかの選択先が満場一致にならない限り、同じ課題が繰り返される
・課題の途中で時間切れになった場合、その課題の進行具合は問わず一切承認されない
・満場一致でクリアとなった課題は特別試験の成否にかかわらず実際に承認される
・出題される全課題をクリアするとクラスポイントが50得られる
・5時間以内に全課題をクリアできなかった場合はクラスポイントを300失う
最初こそ簡単な問題ばかりで「修学旅行どこに行きたいか」「次の試験どこのクラスと戦うか」というような質問で多少悩みはするけれど大きな障害もなく難なくクリアしていきます。
そして最後の5問目。
クラスメイトが1人退学になる代わりに、クラスポイント100を得る
(賛成が満場一致になった場合、退学になる生徒の特定、及び投票を行う)
1人を犠牲にクラスポイント100ポイントを得ることができれば一気にAクラスに近づくことができる。
退学者を出さずに50クラスポイントで試験を終了するか、
退学者を出して追加の100ポイントを得て計150クラスポイントで終了するかのどちらかである。
ちなみに各クラスポイントの大体の推移がこんな感じ
坂柳クラス:約1250
堀北クラス:約700
一之瀬クラス:約600
龍園クラス:約600
Aクラスが圧倒的な状況。
堀北のクラスも高円寺の活躍で一気に2番手に躍り出るもAクラスとの距離がかなりある。
そしてもう2年生の後半に差し掛かろうとしている為、
あとどれだけの試験があって、どれくらいのポイント配分されるかも不明の為この機を逃すことで後悔する可能性も十分あり得てしまう。
誰も退学にせずクラスポイント50を得たとしても、
Aクラスに追いつけるか分からない。
かといってクラスメイトよりクラスポイントを優先するなら賛成に票を入れるが、そうなった場合真っ先に賛成に入れた生徒が批判されるのは当然のことなので、普通なら全員で『反対』に入れて終わらせるべき課題でもあったりかなり厄介な問題になっている。
堀北クラスも退学者を出さない方針だったが・・・
堀北クラスも最初は誰も犠牲にすることなく試験を終わらそうとしたのだが、
そこに待ったをかけた人物がいた。
そう櫛田である。
櫛田は前々から自分の過去を知っている堀北、
自分の本性を知った綾小路を目の敵にしなんとかこの二人を退学にできないかをずっと考えて行動していました。
ただ堀北や綾小路になんなく打開されてきたのだが、
この試験を使ってクラス全体を巻き込んで堀北、綾小路を潰しにかかっていった。
まず退学者を賛成にすることができればまずは綾小路を自分に痴漢されたと言って退学にすることができる。
そう踏んで一人だけ「賛成」を入れ続けていた。
結果は時間だけが過ぎていき焦りだした堀北が退学者を出す方向にシフトを切り替える。
櫛田の思い通り物事は運んだが・・・
櫛田の思い通りに退学者を出す方向へと導きだすことに成功。
後はリーダーの堀北に責任を擦り付けるか、綾小路にするかだけだったのだが・・・・
綾小路が櫛田が今までしてきた悪行、櫛田が中学時代に起こした過去をクラス全員に全部暴露。
最初こそ演技でごまかしていたのだが、自分が入手してきたプライベートの半分を櫛田に渡し続ける契約をした証拠としてその時のやり時の音声もあると追い詰められる櫛田。
流れはどんどん櫛田を退学にするという流れに行きつつあり、
それならクラス全員道ずれだといわんばかりに今まで櫛田を慕って悩みの相談をしていたクラスメイトの秘密をすべて暴露。
クラス崩壊を起こすという行動に出る。
櫛田の本性を知ったDクラス全員が櫛田を退学させるという方向で意見は固まる。
投票時間になり、
全員が櫛田が退学になることに「賛成」をいれたのだがそこに待ったをかけた人物がいた。
堀北である。
─ああ、そうなのね。
やがて私は、1つだけ確実な答えに辿り着いた。
櫛田さんが今ここで退学になること。それが『正解ではない』ということ。
そして今ここで櫛田さんを救える人物は、きっと私しか存在しないということ。
止まりかけていた刻が解凍し、秒針が再び動き出す。
という訳の分からない解説の後に堀北、一人だけ「反対」を入れて櫛田の退学を阻止。
櫛田はクラスを裏切り続けていたが、備え持っている実力や人脈、有用性は確かな為、堀北はあくまで彼女を残す選択を取る。
あれだけ退学にすると言っておいて、いきなり退学にしないとか言いだしてクラスは混乱。
裏切り者を退学にしない以上、他のクラスメイトが犠牲になるしかない状況に誰もが納得が出来ないでいたが、その状況を見かねた綾小路が櫛田の代わりとしてクラスで最も能力値と貢献度が低い生徒を切ることを提案。
そしてその基準になるのがOAAだとクラス全体に伝え、その上でこう発言した。
「このクラスで現在OAAが最下位の生徒は──佐倉愛里だ」
佐倉愛理 退学
櫛田を退学させずにクラスポイントを維持すると犠牲が出てしまう以上、
能力が最下位の生徒を切ることが最善の方法だと訴えクラスメイトたちも時間制限が迫り追い詰められたことで佐倉に退学を「賛成」する意見が出始める。
そして結果佐倉退学。
こうしてCクラスは佐倉愛里の退学に賛成で満場一致し、150クラスポイントを獲得して試験を終了。
佐倉退学に読者からも賛否両論
当然こんな結末だから読者から賛否がすごく分かれました。
裏切り者の櫛田を残してまで何の罪もない佐倉を犠牲にする必要はあったのかと至極当然の主張する読者もいれば、
この学校が生徒を実力で測る以上は佐倉の退学も仕方ない結果で最終的に最善の方法で試験を終了できたと合理的に評価する読者もいたりと今でも論争が続くくらい衝撃を与えました。
佐倉を失ったことで長谷部が復讐を誓う
誰よりも佐倉に対して仲良く大切にしていた人物が訳の分からない状況のまま退学にされたことで佐倉を退学にさせたクラス、また同じグループで活動していた綾小路を特に恨みます。そしてその思いは復讐するという強い思いになってしまうのです。
特に堀北に関しては、はじめは裏切り者を退学にすると主張していたのにクラスの足を引っ張る生徒を退学にすると主張を手のひらを返したかのように変えたため並々ならぬ敵意を向けられてしまいます。
確かにこの時の堀北は意味不明だった。
Aクラス、Bクラスのリーダー。坂柳と一之瀬はははいい意味でも悪い意味でも平常運転で試験をクリア。
Cクラスに限って言えば龍園のリーダーとしての成長が見受けられてかなり見どころがありました。
それに比べてDクラスのリーダーは一貫性のない言葉でコロコロと意見を変えてクラス全員を混乱させて。
櫛田を退学させない理由も語られる事なく感情論で無理やり押し通す。
─ああ、そうなのね。
やがて私は、1つだけ確実な答えに辿り着いた。
櫛田さんが今ここで退学になること。それが『正解ではない』ということ。
そして今ここで櫛田さんを救える人物は、きっと私しか存在しないということ。
止まりかけていた刻が解凍し、秒針が再び動き出す。
今ここで櫛田さんを救える人物は、きっと私しか存在しない?今まで綾小路なしでは何もすることができなかった人間が何を言ってるんだ!
正直この時の堀北は意味不明すぎてマジで嫌いになりそうになりました。
長谷部の復讐内容
それから長谷部は佐倉が退学してから1週間ほど不登校になります。1週間ぶりに登校してきた長谷部は綾小路と堀北に「どうすれば堀北さんときよぽんに復讐できるか、私はその答えを探してる。」「愛理を退学にさせたこと、必ず後悔させる。」と告げるのです。
このセリフから2人に強い敵意をもって話しているのが伝わってきます。
ただ長谷部自身坂柳や龍園のようなカリスマ性もなければ、
櫛田のようにいろんな人間から集めた知られたくない情報爆弾もない。
能力も決して高くない長谷部ができることは限られていました。
学力 | C(52) |
身体能力 | C(52) |
機転思考力 | C-(43) |
社会貢献性 | C(46) |
総合 | C(49) |
そんな選択肢の少ない長谷部がとった行動は『自主退学』をすることです。
長谷部は自主退学することでクラスに大きなペナルティを負わせ、クラスメイト全員に復讐する計画でした。
自主退学の前例がないのでクラスポイントのペナルティがどれくらいなのかはわかりませんが、
綾小路は1人300ポイントぐらいのペナルティ。
長谷部に惚れていた三宅明人も一緒にお供するということで2人で自主退学をしてクラスにダメージを与えるという地味ながら効果的な復讐でクラス全員Aクラス卒業をできなくするという最悪な復讐を遂行しようとします。
600ポイントも失うのはAクラスを目指すDクラスにはとてつもなく大きなダメージ。
坂柳クラス:約1250
堀北クラス:約700
一之瀬クラス:約600
龍園クラス:約600
-600ポイントはまず間違いなく最下位に転落して逆転は無理な状況になるでしょうね。
佐倉の思い
ただそんなことを予想居ていたのか佐倉は退学される直前に倉が文化祭のメイド喫茶で着る予定だったメイド服を綾小路に送っていた
また長谷部は退学した佐倉がアイドルになるためにSNSを作ったり、オーディションに合格していたこと、
現在グラビアアイドルの「雫」として頑張っていることを知ります。
さらにSNSでは「私が芸能界を目指そうと思った理由は、自分の声を届けたいと思ったからです。苦しいことも悲しいこともあるけれど…前を向きたい。だからあなたも負けないで。」と書き込んでありました。それを見た長谷部はAクラスで卒業し胸を張ってまた佐倉に会うため復讐をやめDクラスに戻ります。
佐倉自身が退学することで親友だった長谷部が辛い思いをするのではないかと気がかりだったのではないかと思います。そのためSNSでのあなたとは長谷部を指していたのではないでしょうか。
お互いを思いあう二人の友情はとても奇麗でした。
いつかまた二人が笑いあって会える日がくるといいですね。
まとめ
一応長谷部に関しては今回の件で解決しましたが長谷部の過去についてはまだ語られていません。
孤立している理由や佐倉が退学になった途端あの豹変ぶりは明らかに過去のトラウマがフラッシュバックしているような感じがします。
また長谷部の過去について櫛田が何かを知っていそうでしたが、一体長谷部の過去には何があったのか。
櫛田が言っていた「重い」「悪いこと」についてとても気になります。今後の展開で長谷部の過去が明らかになるんですかね?